コメディマジック

マジックの演出にコメディを取り入れたものをコメディマジックと言います。代表的な例で言えば、サーカスのピエロが挙げられます。コミカルな演技で、他の人にいたずらを仕掛けたり、何度も失敗して笑いを取り、最後には「えっ!」と驚くようなマジックをサラリと披露して終わる…というのが王道パターンのようです。
コメディマジックに限らず、マジックの成功のために大切なことは、観客をマジシャンの演技に「引き込む」かという事だそうです。興味を持ち、注目していれば観客の目線を誘導したい時にも予定通りに誘導できますし、場も盛り上がります。その「引き込む」手段としてコメディを使ったものがコメディマジックで、よりコミカルに見せるためにピエロや、シルクハットにタキシードという「いかにもマジシャン」というようなキャラ作りがされることが多いようです。
そして、その時によく利用される演出が「ギャップ」だそうです。いかにもマジシャンという体の小難しい顔をしたオジサンが、可愛らしいウサギを抱きかかえればそれだけでコミカルですし、予想外(演出ですが)の出来事にアタフタする様子は笑いを誘います。ただ、コメディマジックの本質はあくまでマジックであり、散りばめられたコメディは、マジックのための導線であることが大切だそうです。ただその場でウケて笑いをとるのではなく、最後のマジックを演出するためのステップだったと気付かされると、観客もそのマジックの素晴らしさを実感することができます。
コメディマジックは無言でゼスチャーのみで行われることも多く、世界各国どこの人が見ても、老若男女様々な年齢層の人が見ても楽しめることも大きな魅力です。