マジック・手品の魅力

小さな子どもと接している時、「わ、驚いた!」とビックリして見せると子どもはとても喜びます。マジックや手品をする人にとってはは観客の驚いた顔を見るのが一番の喜びなのかもしれません。マジックや手品は、超能力や超常現象とは違い、タネやトリックがあるというのが前提です。観客側もそれをわかったうえで、なんとかタネやトリックを見破りたい!と思いながら見ている人が多いのではないでしょうか。
日本のマジック界では特に古くからよく知られているものに「サーストンの3原則」があります。これは「マジックを演じる前に現象を説明してはならない」「同じマジックを2度繰り返して見せてはならない」「タネ明かしをしてはならない」という3つと言われています。これは、マジックによる「驚き」「意外性」をなくさないための3原則であるそうです。最初の原則は、例えば「今からこのシルクハットからハトを出します」と説明などしない、ということです。ハトを出すと公言してからそのままハトを出しても意外性はありません。
2つめはマジシャンなら必ずお願いされて困ったことのある事でしょう。タネを見破ることができなかった時「もう一回見せて!」という声があがることは事前に予測しておかなければなりません。プロのマジシャンになると、もう一回見せてと言われた時の対応を準備していると言われています。
そして3つめのタネあかしの禁止は、最も大切なことだと言われています。上手なマジックであればあるほど、タネは意外とシンプルなことが多く、タネあかしをした所で場が盛り上がることは少ないそうです。大抵は「なんだ、そんな事だったのか」とガッカリしてしまうそうです。
最近では、理科や科学に親しんでもらうためのサイエンスマジックも人気を集めています。きちんとした理論を利用した化学実験も、演出次第では不思議な現象にみせることができます。不思議な現象に「なぜだろう?」と興味を持たせ、注目させることもマジックや手品の魅力と言えるのではないでしょうか。